ひきこもりから脱出させる「遠隔気功」というサポート

S・Kさん 29歳 男性

8年近くひきこもりを続けている29歳の男性。当然のごとく、本人の受療が見込めず、治療のことも本人に話せないような状況で、どの程度効果をあげることができるか――遠隔気功法の一つの挑戦でした。しかし難しい状況の中に、変化の兆しが見え始めたうれしいケースを報告します。

◆ 母の気感を高めて息子の遠隔をサポートする

 

ひきこもりの直接的なきっかけは就職活動に失敗したことでした。希望していた仕事に就けず、しばらくフリーター生活をしていたのですが、だんだんと家に閉じこもるようになったといいます。希望の職種について活躍している友人達の存在も劣等感の引き金になったようです。自分の部屋から出てこなくなってからは、食事は母親と祖母が息子さんの部屋に運ぶ毎日が続いているといいます。

当センターには母親が訪れました。「遠隔気功の驚異」小学館文庫で佐藤式気功が紹介されているのを読んで、気功の可能性にかけたいと言われます。私は佐藤式気功の特徴を説明し、さっそく気功を開始しました。母親は初めてにしては気感が高い方のようです。

息子さんには気功のことを話してないので、どれだけ効果があるのか不透明ではありましたが、母親にも同時に受診していただくことにしました。温かい気と涼しい気を10分毎に送りました。遠隔気功は週に2回送り、母親の対面式は月に1回受診。

最初は全く変化がなく、遠隔気功20回を終えた段階で、母親は少しあきらめ気味になってきました。その際、父親がここまで来たのでもう少し続けてみようと説得。今まで薬物療法の他に、ひきこもりについて話し合う会合やカウンセリングを受けても一向に効果がなかったので、母親もあらためて頑張るしかないという気になりました。

◆ 息子は治った?!

変化が出てきたのは24回目の遠隔の時のことでした。私は遠隔開始のための電話をかけると、母親が昨日から様子が違うと言うのです。今までは息子さんがトイレに入った後は、タバコの吸殻やトイレットペーパが周囲に散らかっていたり、食事を運んだ時も食べなかったり、部屋の周りが散らかったりしていたといいます。ところが、今回はトイレもきれいだし、食事もきちんと食べているというのです。