体外離脱体験後、恋も仕事もなぜかうまくいく

Y・Hさん 31歳 女性 大学教員

2004年3月末から5月末にかけて、佐藤式気功の治療を5回受けた。治療に行く前の私は、ほぼ毎日ひどい肩こりとそれによる頭痛に悩まされており、整体に通っていた。また仕事のことでイライラすることが非常に多かった。

初回で気の重心が足裏に下がる

初回、治療を受けると私の重心は首の辺りにあり、体がグラグラしていた。治療中、先生がおっしゃるように体が温かくなったり涼しくなったりして驚いた。そして、治療が終わるころにはすっかり、肩こりは治まり、重心も足裏に下がり、みなぎるような力が生まれていた。とても不思議な感覚だった。

しかし、その直後に私は風邪を引いてしまい、自己トレーニングもサボってしまったため、重心は胸の辺りまで上がってしまい、肩こりもぶり返してしまった。また、治療のあとに、精神が穏やかになる反面、神経が過敏になった。具体的には、歯の神経痛が出た。

2回目の治療では、私の怠慢のため、またゼロからやり直すような形になったが1回目よりスムーズに癒された気がする。ここの辺りで心を改めて、自己トレーニングをきちんとするようになった。

3回目で体外離脱を体験する

3回目の治療では、最初から重心が宇宙の中心にあったため、スムーズに進み、体外離脱を体験することができた。ここで気がついたことは、重心が宇宙の中心に下がった後でも、目や頭や肩にわずかでも疲れが溜まっていると体外離脱ができないことであった。

デジタルモードには、仕事モード、おやすみモード、瞑想モードがあるが、これらのモードは足裏重心であれば100%作用する。しかし、体外離脱モードは、特別なモードのような気がする。

私にとって体外離脱は次のような体験であった。モヤモヤとした勾玉がうねうねとあるような状態から、遠くに光が見えたので、そこへ向かってトンネルを通っていくと明るいとても気持ちの良いところに出た。

先生の呼びかけに従って、宇宙に出てみた。すると自分は宇宙から小さな地球を見ていた。地球に下りてみると、まだ非常に古い時代だったようで、地球はまだつくられているところだった。時代をもう少し進めると、今度は縄文時代(?)に出た。人間らしきものが、火をたいたり狩猟をしたりしていた。

もう一度、宇宙に帰り、現代の地球を降り立とうとすると、砂漠に出た。何もない砂漠であるが、漠然と現代の世界であるような気がした。

体験後、慈悲深くなる

この後、私はものすごく精神的に慈悲深くなった。なんだかいつでも幸せな感じがし、誰にでも気持ちよく接することができた。何に対してもありがたみを感じられるようになった。

また、怒りを感じることがなくなり、前に怒っていたような場面では、そのようなことをしてしまう相手がかわいそうだと思うようになった。大学の同僚や学生に「前と全然表情が違って、輝きがものすごく増した」だとか、「最近とても元気そう」だとか「ますますきれいになった」などと言われるようになった。誰もが口を揃えてそういうので、お世辞とは思えなかった。

実際には、すべての治療が終わった直後に、自分が前から思いを寄せていた人から結婚を前提としたお付き合いの申し込みを受けるのであるが、このときは恋人など誰もいなかったにもかかわらず、周りの人たちは、私の表情が変わった原因はきっと恋人が出来たからに違いないと思っていたようである。

また、仕事の能率も非常に良くなった。なぜなら、この頃からそれまで仕事を大いに妨げてきた肩こり、頭痛、生理痛があまりなくなってきたからである。ちなみに、佐藤式気功を始めてからは一度も整体には行ってない。時折、疲れたときなどに肩こりや頭痛を感じるが、一晩寝れば治るようになった。

このように3回目に体外離脱をしてから目覚しい変化があったのである。

4回目は、大学の仕事でとても疲れていたこともあり、「癒し」だけに終わってしまった。しかし、とても癒され、気持ちがとてもすっきりした。

過去と未来を垣間見る

そして、最後の5回目である。この時はやはり、頭、上半身が硬く凝り固まっていたので、なかなか離脱が出来なかったため、先生はあきらめていたようだ。しかし、しばらくして、わたしは一人で色々なところに行って楽しんでいた。終わった後に、実は体外離脱していた旨をお話しすると、先生は「行ってくれれば誘導していろいろ面白いことができたのに」と残念そうにおっしゃり、私も残念に思ったが、それでも面白い体験ができた。

「生きる力がわいてくるスピリチュアル気功」より引用 佐藤眞志著 ハート出版