功能者の発功状態における指尖容積加速度脈波ならびに経絡の動的電導率変化について

ronbun8原著論文 人体科学,第2巻,第1号,9-18頁(1993)より抜粋 

*小林泰樹(サイ実測研究会)
 佐々木茂美(電気通信大学)
 佐古曜一郎(ソニー株式会社)
 酒井優造(カワサキスポーツサービス)

(人体科学会発行)

はしがき

練功中の気功師の生体計測または外気治療中の気功師と患者両者間の生体計測が、気の機能を調べる立場から筆者らによって経穴の動的電導率測定として実施されてきた。その結果東洋医学における気の流れならびにバランスは両手両足の井穴における動的電導率に反映されているらしいと言うことが次第に分かってきた。

つまりこれまでの実験で気功師と患者の動的電導率の間にはシーソーゲーム状ともみられる特定の変化傾向のあることが分かった。引き続いて本報では気と生体の関係を調べるための一助として、多様な訓練を経てきたと思われる日本・中国・ロシアの外気を制御出来る“功能者”11名に対して、3種類の生体計測を通算18日間実施することにした。

すなわち人間(被験者)及びセンサーとしての4種類の水(注1,2,3)に対する外気放射時における指尖容積加速度脈波(APG)、井穴における動的電導率(AMI)、脳波(EEG)の測定を行うことにより外気を制御するときの功能者ならびに被験者の生理変化を調べることを試みた。