週刊ポスト「人体を対象とした遠隔送気実験が成功した!」

2001-2-2

気功遠隔療法で末期がんが治った。
東工大、東北学院大が「実証実験」ホルモン分泌に変化が。

2001年2月2日掲載

「気功・遠隔療法」で末期がんが治った人体を対象にした日本初の遠隔送気実験が成功した。
東京仙台間約300キロメートルの空間を気功師の気が飛び、受け手の体に届いたという。研究結果は2月末にも発表される予定だが、実際に気功の遠隔療法を受け、肩こりからむち打ち症、壊疽やがんを治したという体験談とともに東洋の奇跡。
「気功」医療の最前線をお伝えする。

なぜ、人の体から「気」が発せられ、他人の病気を治すかのメカニズムには依然、謎が多いが、しかし「気功」によって難病を治したとする実例も数多く存在する。

その「気功」のメカニズムを探る上で画期的な実験が昨年8月に東北学院大学 ・木戸眞美教授、同年9月に日本医科大学情報科学センター河野貴美子氏、東京工業大学・樋口雄三教授らによって行なわれ。

それは、東京の気功師が宮城県仙台市にいる被験者に 「気」を送り、被験者の血流や自律神経にどのような 影響を与えたかを測定するというものだ。 「この実験は気功の『遠隔送気』を確認するためのものでした」

2001-2-2_1木戸教授はそう話す。「送気」とは、文字通り気功師が他人に気を送ることである。 実験の詳細は後述するとして、結果から先にいうと、木戸教授らは「気」が距離に関わりなく、いわば空間を飛び、 被験者の体に直接対面した場合と同様の影響を及ぼすという実験結果を得たのである。

気功師が遠く離れた患者に気を送って治療を行なう方法を「遠隔療法」と呼ぶ。

東北学院大学・木戸 眞美教授は、昨年8月11日に、人体を対象にした遠隔送気を科学的にとらえた実験に成功している。
まず東京・日野市在住の佐藤真志気功師が自宅から送気。約350km離れた仙台の同大学物理実験室の4名の受け手の丹田(東洋医学でいうツボの一種)の電気伝導度の変化を調べた。次図は、10月9日に同じ状況で行なわれた実験で、受け手一人の上丹田(おでこのあたり)、中丹田(みぞおちのあたり)、下丹田(下腹部のあたり)に流れる電流の変化・推移を見たものだ。実験開始後から激しく電流の流れが変化しいることがわかる。

「この実験者は測定中に体がのけぞって下丹田の電極が途中ではずれてしまいました。 リラックスしている時は伝導度にこうした大きな変動はなく、グラフはほぼ横ばいになるはずです。これは、遠隔送気の影響によるものです」

さらに木戸教授はいう。
「丹田への刺激は、呼吸器、 循環器、消化器、および自律神経の動きを活性化させます。この実験から遠隔治療の効果があるということがいえますね」昨年9月21日には日本医科大学情報科学センター河野貴美子氏が、東京工業大学教授 ・樋口雄三教授との共同実験で遠隔送気およびその治療の有効性についての実験を行な った。

2001-2-2_2河野氏は、東京・大田区の日本医科大学研究棟にいる前出の佐藤師から、世田谷区の東工大・屋内体育館にいる自営業男性(63歳)に遠隔送気を行ない、その時の両者の脳 波の相関関係を示す実験を行なった。リラックスした状態 で現われるというアルファ波の右後頭部における振幅値の推移の記録を見てほしい(図 2参照)。

この実験の折れ線グラフから気功師と受け手の曲線の動きがよく似ていることがわかる。実験の途中には、気功師が 気を送ることを中断したりもしている。それでも送り手と 受け手の気が通じあっている関係の余韻で、やはり同調したという。

「この実験は遠隔からの送気が、受け手に確実に届いたことを確認できるものといえます」(河野氏)

一方の樋口教授は気を送られた受け手の副腎の内分泌動態と免疫力の変動を調べた。交感神経の活動水準を示すノルアドレナリンやストレスの指標のコルチゾール、がん細胞と戦うナチュラル・キラー細胞などを測定すると、「受け手のノルアドレナリンやコルチゾールが有意に減少しました。従って受け手のストレスが緩和し、リラックスしたと考えられます。免疫については目下分析中ですが、明らかに変動がみられています」 (樋口教授)

遠隔療法がストレスを軽減 し、自然治癒力を高めるものであることがわかる。前述した藤谷師によるがん治療もま た、受け手のMさんの体内に 大きな変化を起こしていたと思われるのだ。 ちなみにここで紹介した実験結果は国際生命情報科学会の定期刊行物『Journal of ISLIS』に今年2月末にも発表される。