望まれて生まれてくる喜び、そして母の無償の愛

T・Aさん(男性・40歳) 健康関連会社勤務

T・Aさんはある健康関連企業で、各種の栄養療法研究をされています。仕事柄、代替療法には関心が深く、以前から気功にも大変興味を持っていました。そんな折、T・Aさんが公私に渡って親しくしているある大学教授のご紹介で、当センターを訪ねて来られました。

初めて佐藤式気功を体験したT・Aさんは、気の重心に関しては当初わかりづらかったようですが、下丹田の温かさと中丹田の涼しさをすぐに感じ取り、気に対する感受性の高さを窺わせました。何より「頭はスッキリしているのに、眠っているような不思議なリラックス感」や気功後の「驚くような身体の軽さ」を感じてもらえたことがよかったと思います。

T・Aさんの場合、お仕事との兼ね合いもあり、2週間に1回のペースで5回程度佐藤式気功を体験してもらうことになりました。

T・Aさんの気功上達の経過を一部紹介します。
そして5回目の最終日には素晴らしい体験が待っていました。そのT・Aさんの感動を皆さんにもお伝えしたいと思います。

――3回目の気功を受ける頃には、すでに自己トレによるアナログモードもかなり感度がアップしていましたし、気の重心に関しても徐々に感覚が鋭くなりつつありました。更に4回目の気功では、佐藤式気功のユニークな技である〝おこぼれ〟(遠隔気功)やデジタルモード(仕事モードや瞑想モードなど)も容易に体験できるようになるなど、ようやく佐藤式気功を楽しめるようになって来たという感がありました。やはり、直接気功を受ける回数が増えるほど、気に対する感覚はどんどん高まって来るようでした。

――そして2004年2月12日、ついに区切りとなる5回目の気功をむかえました。いつものように、まずはアナログモードで下丹田と中丹田のバランスを整える気功を受けたわけですが、5回目ともなるとさすがに感覚はシャープで、収縮気と拡大気の働きも非常に明確です。それと同時に、気の重心移動も今回はとてもスムーズで、普段は下丹田あたりにある重心が、意識するとグングン下がってゆき、最終的には足の裏にまで落ちたようでした。私自身、過去4回に比べ非常にスムーズな気の反応を感じていましたが、佐藤先生もそれは同じだったようで、「今日は体外離脱モードにチャレンジしてみましょう!」と誘導指示を出されました。

――それは、その瞬間の出来事でした。何の心の準備もしていなかった私に、突然胎児のイメージが湧いてきたのです。そのイメージは本当に一瞬の事だったのですが、私は何故かその胎児が、母のおなかの中にいる自分であることを理解していました。そして「ああ、この胎児は自分なんだ・・・」と思った次の瞬間、「うれしい・・・本当にうれしい・・・」という母の喜びの声(?)が私を深く包み込んだのです。それはもう言葉では言い表せないような、魂を揺さぶる感動の体験でした。その瞬間私は、望まれて生まれて来る喜びと母親の無償の愛情に心が震えました。涙が出るくらい感謝の気持ちで一杯になりました。”今、何か凄い事が起っている!・・・”興奮と混乱を感じながらも、私はえもいえぬその感動に、暫くこのまま身を委ねさせて欲しいと願わずにはいられませんでした・・・。

――気功が終った後、私は佐藤先生にこの体験の解釈を求めました。佐藤先生は、「今のお母さんのおなかに宿った直後の記憶が再現されたのだと思います。そして、そのとき妊娠を知った時のお母さんの喜びと感動が伝わってきたのではないでしょうか…・…と、優しく語って下さいました。さらに、「あなたの意識が中間世にあるとき、自ら現在のお母さんを選んだのですよ」ともおっしゃいました。

きっとそうなのだろうと私も思いました。もちろん、本当にそうだったのかと問われれば確信は持てません。しかし一つだけ確かな事があります。それは、あの体験は私にとって、かけがえのない癒しの体験になったという事です。何故なら、あの時のあの感動を思い出す事で、今でも私の心は実際に温かくなり肉体的にも精神的にも解放されるようなとても爽やかな感覚を得る事ができるからです。佐藤式気功に出会えた幸運に心から感謝しています。