父母の大往生を見とどける――生命力100%の旅立ち

B・Kさん (男性・70歳)無職

B・Kさんは以前に体外離脱の経験があります。30歳位の時、登山から帰宅すると急に体の疲れを感じ、横になったそうです。深い眠りに入る直前に、体にある種の振動を感じ、そのあと体が浮く感覚になり、天井まで上昇したといいます。突然の超常現象に恐怖感を覚え、思わず「怖い!」と叫んだら平常の状態になったとのことです。その後、彼は瞑想をはじめ、いつも30分間光に包まれる体験をするのだとそうです。

さて、今回の体験報告はその男性が3回目の気功体験をしたときに起こったことです。

温かいモード、涼しいモード……と繰り返しアナログモードで気をコネクトしている内に、気の重心が足裏に下りているのを感じるようになりました。その時彼から、すでに亡くなられた御両親の臨終時の話を聞かせてもらいました。

――親が死ぬ直前と直後は、どこに重心があったのだろうか。特に母は88歳で亡くなったのだが、最後まで死にたくないと言ってたんだ。

彼の体で当時の気の重心を再現してみると、結果は、父親の方は死の直前、直後ともに彼の「喉の辺り」に反応しました。(気の重心をどのように感じ取るかというと、その部位にある種の重みを感じます)

一方、母親の方は「眉間の辺り」に反応があって、そこに重心があったことがわかりました。

気の重心が下丹田(臍下数センチの位置)にある時、これが標準的な感覚で、苦しくもないが、特別軽くもない普通の身体感覚です。しかし、丹田より上がれば上がる程、心身に違和感が強く感じられ、丹田より下がれば下がる程、心身に軽さが感じられます。

御両親の場合は、それぞれ喉と眉間だったので、彼は体に強い違和感を感じ、思わず「もしかしたら両親は成仏していないのではないか」と言うのです。そして、「死んだ後、どこにいるか見ることができますか」と言うので、早速父親から先にコネクトしました。

――父親が無表情でうずくまっている姿が見えてきました。あれだけお坊さんに成仏させて欲しいとお願いしたのにと、悔やまれました。佐藤先生が「大丈夫、心の中で『おすそ分けします』と言ってください」と言われるので、「おすそ分けします」と口にしました。そうしたら、私の喉にあった重心が徐々に下がっていくのを感じました。と同時に、無表情だった父親の表情が徐々に変化していくではありませんか。そして、父が天上に向かって昇天していくのを見とどけました。重心が足首に下りていく頃には、父は周辺が紫色の光に輝いている中間世にいることが見えて、父親の意識体から光が強く発していました。この時の父は若い時分の青年の姿に変わっていました。
この時、父が安らかに大往生できたことをはっきりと感じました。

B・Kさんが伝える父親の様子は、父親の心の深い部分が現れた状態だと思いました。興味深いのは、父親が若い男性に変わっていた事で、これは至福に浸っていた父親の思いが 若さで表現されたのでしょう。

次に、母親に対しても「お裾分けします」とコネクトさせました。父親よりも現世に対する執着心が強かったために少し時間がかかりましたが、それでも1分位で表情が明るくなりました。母親の場合は、昇天する途中に複数の光の意識体が降りてきて、それが母親を守護しながら天上に向かっていきました。重心を下ろす過程で、やはり重心が足首に感じられた時に、昇天が止まりました。この時、母親は男性に向かって手を合わせ、「息子よありがとう」と深く感謝されたとのこと。これで母親も無事に大往生することができたことがわかり、男性は安堵しました。それは彼自身の深い安らぎにもつながったようです。

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