「無意識の領域を知覚する「気」の世界」 ヒロ耳鼻科クリニック 医院長 広瀬 淳一さん

広瀬淳一さん
体の内側から湧き出す気

私と佐藤式気功法との出会いは、今から十年以上前に遡ります。
人の生死を見つめる職業に就いているせいか、私はずっと以前から、人間の持つ「運」とか「気」の不可思議さに興味を覚え、探求を続けてきました。その関係で西野流呼吸法をはじめ、武道、ヨガ、座禅などに励み、また平行して、哲学、心理学、量子力学等の勉強も続けていました。そんな時、私は佐藤先生の著書「気が及ぼす心身への影響」(たま出版)を偶然手にしたのです。一読して感銘を受けた私は、翌日には先生の元に電話をしていました。さっそく先生の元を訪ね、佐藤式気功法を初めて体験したとき、「これは他のどんな気功とも違う」そう直観しました。過去に経験したいくつか別の気功と比べると、その違いはあまりにも歴然としていたのです。

一般に、気功師が自分以外の人に対して気を放射するいわゆる外気功では、受療者は気を受けたとき、気が体の表皮や経絡を伝わっていく感覚があります。ところが佐藤式では、気が外側から入ってくるというより、受療者の体の中に突然現れ、その後波紋のように体の内側に広がるような感じを受けるのです。あたかも送り手の元から気が瞬間移動して、受け手の体の中に突然現れるような不思議な感覚です。このことから、佐藤式気功は外気功ではなく、むしろ自分の体内で気を巡らす内気功と呼ぶのがふさわしいように思います。

さらに驚くべきことは、この気功によって自分の無意識領域をかいま見ることができること、ユングのいう集合的無意識領域までも意識下において知覚できるということです。その意味で、この佐藤式気功は哲学的世界を包含した奥の深い気功法だといえるでしょう。

プロフィール

広瀬淳一 昭和33年10月10日 富山県に生まれる。
日本大学医学部卒業
現在は、千葉県にて耳鼻咽喉科を開業
日本耳鼻咽喉科学会 会員

「幸運を呼び込む スピリチュアル気功」より引用 佐藤眞志著 ハート出版