うつ症状が消えていく!

M・Tさん 55歳 男性 会社役員

体と精神は、文字通り一心同体ではないかと思わせる臨床例を一つ紹介します。
M・Tさんは大手証券会社の中間管理職。気がつくとうつ状態に陥っていたと言います。

疾患・症状

頭痛・腰痛・胃痛・食欲がない・体がだるい等の自覚症状。精神的症状もあり、病院でうつ病と診断される。

病院で与えられた抗うつ薬は、3カ月で効果が現れて快方に向かったそうです。しかし、風邪を引いてしまい、再びうつ状態になりました。風邪が治ったらうつ病も治ると思ったのに、治らない、さらに抗うつ薬を飲んでも効果が出ないということで、困ったあげくに当センターを訪ねて来られました。会社には1カ月間の有給休暇を取っているとのこと。

第1回目、気を送って10分位して下腹部が温かくなり、30分後には全身に暖かさが広がりました。精神的にもリラックスし、とても落ち着いています。気功を終えた後は、いつも重心が頭から下腹部に下がった感覚で、体が軽く、頭がすっきりしたと言います。うつの症状が徐々に軽減され、充実感まで出てきました。仕事に対する意欲も徐々に湧いてきたと言います。

5回目あたりから、この調子だったら会社に復帰できるかもしれないという意識が芽生えました。体の自覚症状も解消され、精神的にも安定してきたので、気功は7回で終了です。翌月になって、会社に復帰したとM・Tさんから連絡がありました。また、病院には薬の量を減らしてもらうように言ったそうです。

「幸運を呼び込むスピリチュアル気功」より引用 佐藤眞志著 ハート出版