「だれでも、いつでも、どこでもできる」を実践する自己トレ法

K・Oさん 41歳  男性 会社員

私が佐藤式気功のことを初めて知ったのはネットサーフィンをしていて偶然「スピリチュアル気功」という言葉を目にした時です。その時は、どうして「スピリチュアル」と「気功」が一緒なのか不思議な感じがしたのを今でも覚えています。

佐藤式気功に出会うまで

私は約20年前の学生時代に当時流行っていた気功に関心を持ち、本を読みながら両手の間に気のボールを作ったり、両腕と胸の間に気を回すなど自分なりに気感を理解していました。しかしながら、その後社会人となってからは取り立てて気功を練習することは徐々になくなってしまいました。海外に駐在していた頃に少し太極拳を習った程度でした。

仕事やキャリア上の希望も順調に進み日常生活に何の不満もなかった41歳の誕生日くらいから私の中のスピリチャリティへの希求が急に大きくなってきました。例えば、以前はスピリチュアルという言葉にさえ大きな嫌悪感を感じていたのですが、誕生日以降は急に久しぶりに気功を習いたい衝動にかられ、渋谷の有名な教室に通ったり、個人で気功を教示されていらっしゃる方からも教えを受けておりました。かなり久しぶりだったのですが、家族で毎週末気功教室に通っていました。気の身体感覚は自分なりに実感出来ていました。この頃は気に関連する書籍をむさぼるように読んでいたのですが、どんどんスピリチュアルなトピックに関連する書籍にも興味が移っていきました。

次から次へと関心の向くまま読書し続けていた時に、レイキに出会いました。従来であれば「何か怪しい」?感じのする気功以外のものには一切興味がありませんでしたが、セミナーにも通いました。そしてここで初めて「スピリチュアリティ」と「気功」の接点のようなものに気づき始めました。つまり、私は今まで気功の気感は自分の気が身体を回っているために感じるものであると信じていたのですが、レイキを習ってからはスピリチュアルな部分も関連していたのだと実感出来るようになりました。その後は更に世界的に普及している瞑想も習い深い意識状態の理解や実感、そして自分の肉体を超えたところの次元という概念にも自分なりに興味を持ち始めました。要は自分がずっと感じていた気感というのもどうやら色々なところからも送られてきているのではないか?ということを考えるようになっていましたが、ではその先はどうなっているんだろうといった疑問には答えが出ない状態が続いていました。

1日気功体験セミナーに出席

ちょうどそのような疑問を持っていた時に、ウェブ上で佐藤式気功のことを知り、また、「スピリチュアル気功」という書籍も読み、このころは何となく「スピリチュアル」と「気功」は実は一体になれるものなんだという漠然とした頭での理解がありました。

一日体験セミナーに参加したのは2005年春でした。今でもハッキリ覚えているのは佐藤式気功の実践ということで参加者各自の頭に指を当ててコネクトした後、各自横になったのですが、そこからずっとバク睡状態?だったのです。目が覚めた時には非常に頭がすっきりしていました。佐藤先生によれば収縮気と拡大気によって深いリラックスがもたらされたとのことでした。早速、対面式気功を予約しましたが、やはり半年程度待ちの状態でしたがその間も出来るだけ日に2度の遠隔時のおこぼれを頂戴したりして自分なりに佐藤式気功を体感していました。

いつも丹田(下丹田)を意守することを行ってきた気功と比較すると胸のあたりにある中丹田からも湧き上がるように感じられる拡大気の存在は「まさにこれが従来の気功とスピリチュアリティ」が合一されることなんだと一人で感動していました。半年後の連続5回の対面式気功セミナーまでは殆ど毎日寝る前と朝起きた時に自己トレを実施していました。

対面式外気功を受けて

10月の後半から毎週連続で全5回の1対1のご指導を頂きました。第一回目から体が温かくなったり胸全体に強い気感(私の場合は胸にブラックホールが出来たような圧迫感?)を感じました。気功の後は頭にあった気の重心は膝まで落ちたことがぼんやりと実感できました。第二回目も全体的に同じ感じでしたが、気の重心が足裏まで落ちました。どちらも気功の終了後は頭がクリアで外の景色が透明感がありいつもよりも大変輝いて見えました。しかし気の重心の移動についてはなんとなくそんな感じかな?という感じでした。面白いことに第一回目よりは第二回目の方が少しずつですが気の重心がわかってきました。

それがはっきりと感じられたのが第三回目でした。終わり頃にいつも先生にやって頂く、気の重心の移動の練習をしていた時に、先生が「それじゃ次は足裏に」と言って私にコネクトされた時に体の中の気というか気感が上半身から足の裏へ全て落ちた感じがして足が「ガクン」と地面に吸い付くような大きな衝撃を実感しました。これが実感できてからは自分でもだんだん気の重心の位置が実感できるようになってきました。

第四回目と第五回目では瞑想モードにコネクトすると自分の体を覆う気(オーラ?)のようなものがまぶたの中に明るい色とともに広がりました。同時に自分の意識(視界?)が左右に大きく引っ張られるような感じがしました。と同時に、自分の体全体が上に向かって引っぱり上げられる感じがずっと続いていました。私は体外離脱はありませんでしたが、回を負うごとに私自身の感覚も鋭くなっていくのが実感でき、家や会社での自己トレの際の気感の程度を自分なりに計ることが楽になりました。

これらの対面式気功を受けて一番の衝撃は、佐藤式気功を行う際には「自分自身の意識体」が自分をヘルプしてくれているんだということを実感したことです。これこそがスピリチュアル気功であると自分で納得できました。例えば、基本の自己トレでは下丹田に手を当てながら「温かいモード」とか「涼しいモード」と口で言います。私はどうして口で言っただけで念じる必要がないのだろうか?とずっとわからなかったのですが、ある日佐藤先生が、それはご自身の意識体がヘルプしてくれているからだと教えて頂きました。つまり口で宣言すれば自分の意識体が働いてくれて当該モードに合った状態を作ってくれるのです。また、佐藤先生が最初に私にコネクトされた時点で既に特定の言葉と意識体を結び付けて下さっていたのです。これにはただ驚くばかりでした。

対面式を受けてからの自己トレ方法

第五回目の対面式気功の受講後は気の重心も足裏に降り、私は自分の意識体に常に感謝をする癖が自然とつきました。と同時に、いたる所で「温かいモード」やら「涼しいモード」を口にしその感覚を実感していきました。

「生きる力がわいてくるスピリチュアル気功」より引用 佐藤眞志著 ハート出版