上級者実践コース(7期生)を受講して 

H・Kさん 65歳 男性

H・Kさんは若いときから座禅を続けており、下丹田を鍛えてきた人です。佐藤式気功を体験していくうちに座禅による下丹田の働きと佐藤式気功による下丹田の働きについて少し違いがわかったようです。座禅は外界の気を体内に呼び込む方法、佐藤式気功は内界の気を体内に呼び込みます。根本的な違いは、佐藤式気功はすべて意識体に委ね、肉体は一切気功は行わないことです。よって、肉体と意識体のコミュニケーションがとても重要になります。   

1. 対面外気功施療について

昨年の10月、書店の平積みの中から「生きる力が湧いてくる・スピリチュアル気功」に出会ったことが「佐藤気功」とのお付き合いでした。その頃、私は30年前からの鞭打ち症の再発により頸部が鈍痛で、今思えば「気」が頸・頭部にあって、眼精疲労とともに不快な日々を過ごしていました。この本を手に取り「これはいける」と直感的に感じ早速施療の申し込みをしました。幸いにも、11月15日から29日まで5回にわたり、佐藤先生の対面施療を受けることができました。

若いころから、座禅を続けており下丹田を鍛えた呼吸によって「温かさ」「涼しさ」を楽に感じることができると思っていましたが、さにあらず下丹田に力が焦りはじめました。3回目ぐらいからで何とか気の重心が「足裏」に感じるようになり、自分の気で気の重心の上げ下げによって、頸、頭、眼の不快症状が簡単に軽減することとができました。加えて上身体が柔らかくなり、このときの驚きと感謝の気持ちは今でも忘れません。

しかしながら、「佐藤気功」の基本である「温かさ」「涼しさ」は強く感じることは出来ませんでした。佐藤先生は、さぞかし「冷凍マグロ」に施療していることと思ったと思います。ようやく最終回の最後になって、突然「強烈」な涼しさを胸に感ずることができました。これで何とか上級者実践コースに進めることが出来たと思います。

2. 上級者実践コースについて

第1回

先生の講話のあと、1分間自主トレの実践やパートナーとの遠隔気功の実技結果を10名の受講者がそれぞれは発表したわけですが、どうも自分としては、最初から気負いすぎて気がうまく出ず、焦りました。こんな自分に比べ、受講者の皆さんは素晴らしい気感の持ち主であることを感じました。 講義の後の懇親会では奥様もご出席いただいて本当に家庭的に打ち解けて、日ごろ疑問に感じていることなど先生からお答えいただき大変参考になりました。

第2回

1回目から1ヶ月たち、その間自主トレを十分に行ったにもかかわらず、相変わらず気感の薄い自分にカッカしました。意識体との十分なコミニュケーションが取れていないことに気づいていましたが、その原因は「自分の意識体に全てお任せする」ということが十分で出来ていないことに尽きると思います。考えればこれまで左脳中心の思考と自己中心で人生を送ってきた結果であると思います。

第3回

2回目と同様にデジタルモードを入れた自己トレやパートナーに対しての遠隔気功をおこないました。自分のパートナーに遠隔気功をしたところ、パートナーに言われたのは、「身体の半分には強く感じたがもう一方の半身についてはぜんぜん気が感じられない」とのこと。

その日は、自分にとって左肩をはじめ左半身がどうも不調で、左手が右手に比べずいぶん冷たい感覚でした。そんな時に自分の気は相手に届かないと思っていたのが届いたと聞き大変ビックリしました。それも半身だけ届いた。こんなことがあるのかと不思議な気持ちと、自分の気功が相手に強く届いたことが大変うれしかったことを覚えています。

その後、受講生みんなで手を繋ぎ先生からサムシング・グレートをしていただき感激しました。

また、ご夫妻を中心とした懇談会は和やかで和気会い合いとした懇談会では、まだまだ聞きたいことがありましたが時間が少なく残念でした。

終わりに

11月15日からこれまでの「佐藤気功」経験は、私の人生に対し非常に大きな影響をいただきました。

私が習得したのは、ほんのわずかなものでしたが今後も「自主トレ」と「慈しみの会」を通じ「スピりチュアル気功」を深く追求していくつもりです。そして、できれば何とか地元でも「佐藤気功」を普及させていきたいと思っています。

息子のこと

昨年末にうつ病で倒れた息子のことについてその後経過について報告します。2月ごろまでは自宅でボンヤリとしており、何とか佐藤先生に治療していただきたいと思っていましたが、佐藤先生は予約がいっぱいであり、第2回の上級者コース懇談会で「慈しみ会鎌倉」の加藤さんのお話がでましたので、早速本人を何とか説得し、3月5日から加藤さんの「ハル療術院」に通院施療させました。

加藤さんの施療は最初から効いたようで、これまで1回で2時間、回数で5回ほど施療していただき、回数を重ねるごとに朗らかになり「佐藤気功」の威力をまざまざと知りました。おかげさまで4月5日から半日勤務ができるようになり、佐藤先生には心からお礼申しあげます。ありがとうございました。