生まれ変わりのプロセスが浮かぶ

F・Nさん 44歳 女性 婦人服販売

体は特に悪いところはない。 友達の紹介で一度体外離脱体験をしたいと訪れる。

走馬灯のごとく、過去のイメージが浮かぶ

1回目は気を送ってすぐに下腹部が暖かくなり上半身に拡がる。下半身は30分位 経過してから暖かさが拡がった。しだいに頭が軽くなり50分位経過して全身が軽くなってきた。その時水面 に寝ているような感じがしたとの事。この日は、体外離脱現象は起きなかった。

2回目は10分位 経過して全身が暖かくなり30分経過後全身が軽くなった。その時脳裏に滝が浮かんできて滝の周りに虹がかかっているのを観ています。50分位 経過して体外離脱が起き、自分が極薄になった感覚になる。第一のトンネルを通 過してダークブルーの宇宙に出る。

3回目は10分位経過して全身が暖かくなり20分位 して全身が軽くなった。その後、胸の中から小さなしゃぼん玉のような球が胸の表面 から50cmくらい出ているような感じがしたと言う。30分位経過して脳裏に自然のイメージや自分が本を読んでいるイメージ、2日前に顧客と折衝しているイメージや10歳のとき-番印象に残ったときのイメージが走馬灯のように浮かんできた。更に過去に遡って江戸時代の自分が現れ、気功を紹介してくれた友達(女性)とある場所で擦れ違う場面 を観る。 当時、F・Nさんは女性であるが友達は過去世で男性の僧侶であった。

生まれ変わりの時、想念世界から回転しながら、地球に飛び込んでいく

その後、F・Nさんの脳裏に当時の時代の死後から今生に生まれ変わるまでのプロセスが浮かんできた。F・Nさんが死んだ直後は自分が溶けていくような感じと静かな気持ちになる。その後、現実のイメージ世界を通 過したあと想念世界に入り自分がより光となり他の光と親しく対話していることに気がつきます。そこはとてもきれいな所で黄金の光が射している天国のような所であったといいます。

しばらくそこで幸せな気持ちに浸っている自分を感じ、再びこの世に生まれ変わるときは中間世から自分が回転しながら飛んでいく感じで地球の中に飛び込んだといいます。そのあとは、目の前が暗くなり肉体に宿ったという感じだけが残ったといいます。

この時は、あくまでも脳裏に浮かんだイメージなので体外離脱した時とは違い肉体感覚に戻ったという感覚はない。ビジョンを観ながらそのような気持ちになっている感覚と考えられる。その後、気功を停止したら実際に肉体感覚に戻った。

F・Nさんは一度の体外離脱体験で、体外離脱しなくても脳裏に想念世界の様子をイメージすることができるようになる。過去の体験報告では脳裏に浮かんでくるイメージは現実のイメージが多いので、想念世界をイメージできる人はかなり少ない。

鮮やかな衣服を纏った天女が現れる

4回目は10分位経過して全身が暖かくなり20分位経過して全身が軽くなる。その後、脳裏に観音菩薩が浮かんでくるが、しだいに脳裏から胸の中で感じる感覚になり、さらに全身(心)でイメージを感じている感覚になる。そのとき実験的に眉間に意識を向けさせたら途端にイメージが消え、通 常の肉体感覚に戻る。

次に胸に意識を向けさせたら中間世の光り輝く宮殿が水面 に写っているイメージが心の中に写し出される。その後、再び眉間に意識を向けさせたらイメージは消え肉体感覚に戻った。このような実験結果 から眉間に意識を向けると言う事は顕在意識が働き、知性や理性優位の状態になりイメージがストップされるものと考えられます。 再び中間世に意識が向けられた時、F・Nさんはとても鮮やかな衣服を纏った天女に気づき、その天女が自分であったことを思い出します。

5回目は陰と陽をコネクトした時、陰は体の中の拡がりを感じ、陽は体の一部(固体的な感覚)を感じたとの事。また、「人体を限りなく小さくする」とコネクトしたら脳裏に最初は多くの細胞が観え、次に1つの細胞が観え、次に遺伝子の分子構造が観え、次にはトンネル状のカーテンのようなものが観え、さらには様々な色をした光がたくさん観え、最後に超微粒子状の白色光線が観えたとの事。